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2017.10.18

静岡県酒販株式会社(静岡市)

酒類卸
自己破産準備
負債総額 約5億円


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静岡県酒販株式会社(静岡市駿河区中島)は、10月10日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
当社は昭和24年7月に設立された酒類卸業者。ビールメーカーの一次特約店として、ビールや発泡酒を主体に、第3のビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーのほか、ミネラルウォーター、みりんなども扱い、県中部地区の酒類小売店、飲食店、ホテル、百貨店など業務用酒類卸を主に手がけていた。
しかし、平成18年の酒類小売業免許規制緩和以降は、コンビニやスーパーなども酒類を扱えることになったため、得意先である酒類小売店の環境が急激に悪化。そのため廃業する得意先が増加し営業基盤が縮小、また少子化の影響による飲酒人口の減少や若年層のアルコール離れなども重なり業績は悪化傾向を辿っていた。そのような状況下、金融債務のリスケジュール、人件費削減など経費の削減に取り組み懸命に立て直しを図ったが、ついに支え切れず今回の事態となった。
負債総額は平成28年9月期末時点で約5億円。

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