LINE@バナー

2017.06.14

株式会社ロリエ常盤家(静岡市)

菓子製造販売
自己破産準備
負債総額 約3億8900万円


この記事のタイトルとURLをコピーする

株式会社ロリエ常盤家(静岡市清水区七ツ新屋)は、6月12日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
当社は明治44年創業、昭和37年9月に法人改組した菓子製造販売業者。当初は洋菓子専門店として展開してきたが、その後和菓子、洋菓子問わず製造を手がけていた。オリジナル商品の「アマンド娘」「駿河」「花八景」は地元での知名度は高く、店舗も静岡市内を中心に15店舗を構えていた。
しかし、全国的な知名度を誇る県内銘菓との競争、同業他社の洋菓子店出店や郊外型大型ショッピングセンターの進出、コンビニスイーツの増加などから集客力が低下。そのため静岡市内に店舗を集約し、また新事業としてOEM受注による卸部門を立ち上げ、経営改善に努めていた。しかし売上が思うように改善しない中、店舗展開による設備投資が重荷となり資金繰りも悪化。経営の立て直しのため中小企業再生支援協議会主導のもと、金融債務をリスケジュールや不採算店舗の見直しなどを行ったが、ついに支え切れずに今回の事態となった模様。
負債総額は平成28年9月期末時点で約3億8900万円。

この記事のタイトルとURLをコピーする

倒産情報一覧ページに戻る

最新情報はfacebookとtwitterでチェック!よろしければ「いいね!」「フォロー」をお願いします。

facebook

twitter