不動産賃貸、管理
特別清算開始
負債総額 約15億6000万円（2社合計）

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金子総業株式会社（伊東市竹の内）と、関係会社の株式会社金子商事（同所）は、2月1日に静岡地裁沼津支部により特別清算開始決定を受けた。
金子総業株式会社は昭和55年6月に設立された不動産賃貸、管理業者。本店ビル「ベルプラス伊東」（総戸数42戸）ほか、「金子ハイツ」（同15戸）、「金子マンション」（同24戸）、「金子ビル」（同15戸）などマンション等の建設を手がけ、また不動産賃貸、管理も行っていた。
しかし、近年は観光産業の低迷などから、入居率、家賃が予想を下回り、家賃収入が減少。借入で賄った建設資金の返済に影響が出ていた。そのため再建に向けて債権者との間で折衝を進めてきたが、平成28年9月に会社分割で新会社に事業を承継、当社は11月15日の株主総会の決議により解散し、今回の措置となった。
株式会社金子商事は昭和17年10月に設立され、近年はレストラン経営を経て、カラオケスタジオを運営していた。しかし、関係会社である金子総業株式会社の資金繰り悪化から株式会社金子商事も連鎖して行き詰まり、金子総業株式会社同様に平成28年9月に会社分割で新会社に事業を承継し、株式会社金子商事は11月15日の株主総会の決議により解散し、当事態に至った模様。
負債総額は、金子総業株式会社が約15億円、株式会社金子商事が約6000万円、2社合計で約15億6000万円が見込まれる。

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